! 重要なお知らせ

  1. お知らせ

    広島国際学院高等学校全国大会出場クラブへの募金について(ご依頼)

広島国際学院中学校 広島国際学院高等学校 広島国際学院中学校
広島国際学院高等学校
Hiroshima Kokusai Gakuin Junior High School & High School

受験生
応援サイト
イベント申込・
資料請求

トピックス Topics

トピックス

高校(全日制)

難関特進コース1年生対象「東京大学講師による出前授業」を実施しました(12月12日)。

12月12日(金)午後、難関特進コース1年生を対象に、小林真輔先生(株式会社グリームビット代表取締役 兼 東京大学大学院情報学環非常勤講師)による出前授業を実施しました。

この授業は、急速に進化する生成AIと、これからの時代における学びの意義をテーマとしました。

大学進学を目指す1年生にとり、初めて高等教育を専門的に体験できる機会となりました。

授業の冒頭で小林先生からは、

「生成AIが世界中で著しく発展を遂げています。大変便利なツールとして人々に受け入れられています。AIによって、今まで以上に人の手をかけずスマートに物事を処理できるようになりました。ところで…1つ考えてほしいことがあります。人の手をかけず…ということは、今後AIは、人が使いこなすためのツールとするのか、はたまた、人の手をかけず…は、人はいらない、または人自体がAIに仕分けされ、使われる人になる社会を作っていくのか…です。」

と核心をついた問いかけがありました。

先生自身はどのように考えられたか?

「現代は、『不確定(確実)な時代』といわれます。教科書上に答えが載っていない課題も数多くあります。答えがなければ私たちは、色々と試行錯誤します。難しくても、どこか『興味・関心・意欲』があれば、諦めずチャレンジしようとします。AIは、新しい試行錯誤を助けるためのツールであり、私たちのアイディアを助けるパートナーです。決して、AIばかりに答えを導き出すことは適切ではありません。ですから、不確定な時代を生き抜くためには、AIから答えを導き出すのではなく、自らの道を切り開く力を身に付けることが大前提であり、その基盤として日々の学びを大切にすること…そして、たくさんの学びに出会うためにAIを活用することが求められることです。」

と伝えられました。

また先生は、具体的に、高校での学びについて、単に論理や事実を覚えるだけでなく、文系・理系といった区別を超えた幅広い知識と、その上に専門知識をより深く習得するリベラルアーツ(教養教育)の重要性を強調されました。

「今、世の中に存在しないものを作り出すためには、専門性に裏打ちされた確かな判断力が求められます。皆さんには、高校で広い知識を習得し、将来の専門性を支える土台となることを学んでください。」

 

授業の後半では、生成AIを活用する実践を行っていただきました。

そして「AIを最強の相棒にするための3つの原則」を学びました。

それは、①AIに「0→1」を丸投げしない、②AIを「鵜呑み」にしない、③AIに「察して」と頼まない。の3点です。

生徒たちは、この原則を守り、AIを自身の能力を拡張する存在として使いこなす意欲を高めました。 最後に、小林先生から生徒たちへ向けて、「何事にも失敗を恐れないこと、挑戦をすること、そして夢をもって楽しんでほしい」というエールをいただきました。 小林先生、生徒たちの未来を考える貴重な学びの時間をいただき、誠にありがとうございました。

記事一覧へ戻る