高校2年生対象「薬物乱用防止教室」を実施しました。
9月4日、本校ホールにて2年生を対象とした薬物乱用防止教室を実施しました。

毎年この時期に、薬物の今日的な問題や本来的な意義について本校学校薬剤師の國政先生に講演していただいております。
講演では、「薬物、ダメ。絶対。」を合言葉に違法薬物、オーバードーズなど薬物乱用についての実態や薬事法や特定保健食品についての社会的な役割について幅広く講演をいただきました。
薬は、私たちの生活の質(QOL)を上げることや、体の不調によって日常生活に不利益が被らないよう、健康維持をするために利用するモノです。
そのよう中、社会の理不尽さや生きる事への悩み、自分本位の考えで過剰な使用をする人が後を絶ちません。

薬物の使用は、個々人に自由があると思いがちですが、前提として…
「自分の体に入れるものが必要なものかどうか」
を自分で判断する力(=薬物使用の最低限の知識、倫理面)が絶対に求められます。いわゆるセルフメディケーションの力です。
「こんなことになるとは…知らなかった」
という発言をする人がよくおりますが、法治国家であること、他者との共存関係で成り立つ日本社会に住む限り、「知識がない」という論理は通りません。
薬に限らずですが、社会にあるさまざまな事象について、高校生の皆さんは、正しい知識と判断、活用能力をもった社会人を目指していきましょう。