特進、選抜進学コース1年生対象「総合的探究~EUREKA⑮」の活動を掲載しております。
特進、選抜進学コース1年生対象”EUREKA”の1学期最終活動(7月17日)です。
前回から始まった「非言語化された資料の読み解き方」についての続編となります。
最後の授業では、前回提示した図表の読み取り(お題はスマートフォンの年代別専用率)について、①事実を読み取る、②①で読み取った内容を各自で共有する(自分が発見できなかった内容を他者が発見していたら、それを共有するなど)、③①・②を活用して「事実」に基づいた文章を作成する。という活動を行いました。
①については、比較的、どの生徒も主観的な分析(自分の思い、意見で分析する=解釈)にならないよう、図表にあるモノをしっかり読み解いてまとめる行動ができていました。
一方、②について行った後の文章化ですが、少し生徒たちに作成時の戸惑いがあったようです。
事実に基づいた羅列を文章化する=繋げると、その「繋げ方」で主観(=解釈)が入り込んでしまうようです。*( )がそれにあたります。
「9才までの子どもの半数以上が『大人との共有』となっている。(よってまだ子どもにはスマートフォンの所持は早いと判断している)12歳以上になると、半数が自分専用になっている」
しかし、( )の部分がなければ、箇条書きした文章を並べただけになってしまうという問題が発生してしまいます。
事実と事実を繋げ、文章化するためには「接続詞」の活用が重要となります。小学校から習い、当たり前にできること…と思いがちです。しかし、SNSで短文を活用することの多い(文章を繋げる機会が少ない)生徒たちには、ちょっとしたハードルになるようでした。
文章化を行うという作業は、読み取ったことを思った通りに文章化すればよい…でもなく、複数の事実をただ並べれば伝わる…というわけでもありません。
次回も、さらに複数の事例を活用しながら、資料の読み解き、文章の書き方に専念していきます。
2学期もどうぞよろしくお願いいたします。