特進、選抜進学コース1年生対象「総合的探究~EUREKA⑫」の活動を掲載しております。
特進、選抜進学コースが手掛ける総合的探究~EUREKA。
第2クールも早いクラスで本日一区切りをつけました。
「外国人観光客の増加による日本社会への影響」をテーマに、自らが持参したデータや教員側が用意した様々な図表を分析し、一つの意見をまとめてみました。
外国人観光客の増加を通し、今後の日本は「観光立国をすすめていくべきか」という形で200字程度で文章を作成。
自らの意見、理由、事実…を組み合わせて書いていきます。
「あれ?自分の最初の考え方と事実を組み合わせたら…意見がかみ合わない…」
「自分の意見と合致するように図表を活用しようと思ったら…どうしたらいいのだろう?」
「以前、自分で探してきた事実も併せて使えないだろうか…」
疑問点が多く出ながら、試行錯誤して文章を作ろうと努力していました。
1回目の時は、教師側の指示や指導にしたがって、見よう見まねで…という人が多くいましたが、2回目は徐々に自分、もしくは近くの仲間と一緒に課題を克服するための方法を考えながら取り組んでいました。
「どうやって書いていこう?どうしようか?」という声があがりながらの様子だったため、指導、アドバイスする側(教員)としては不安を感じながらの一時でしたが…
いざ、完成した発表を聴くと、うまく自らの意見を事実と絡めて表現が出来ていました。
「観光地の飲食店の立場で、外国人観光客の増加がもたらす日本への影響を考えると、たくさんの日本の食べ物を食べてくれる機会が増えると思われるので、良いと考えた。なぜなら、外国人の中で日本食は流行っているからだ。実際に調べてみると、『訪日旅行者の旅行費推移』」では、日本人の日帰り旅行と同じくらい旅行費を出している。食事も使ってれると考えた。しかし、私が調べた記事には、外国人の食事マナーの問題が話題となっていた。よって、観光立国を目指す日本にとって今後妥当な影響があるかどうかは、難しいと思われた。」
事実を示すための具体的な数値や、自分が調べたことを根拠づける出処…など、もう少し事実の使い方が明確になるとさらに良くなると思われました。
とはいえ、思った以上に限られた時間の中で作成したところは生徒達の成長が感じられたと思われました。
引き続き、文章作成を行っているクラスもありますが、一旦第2クールはこれで終了です。今後にも期待を持ちながら、生徒たちの成長を引き出していきたいと思います。