特進、選抜進学コース1年生対象「総合的探究~EUREKA⑪」の活動を掲載しております。
本日の総合的探究EUREKAの学習活動を報告します。
「外国人観光客の増加が日本に与える影響について」前回から、教員側から提示した各種データを用いて分析活動を行っています。
与えられた課題を各種資料で分析、整理する活動は最も学習の肝になるところですが、一筋縄ではいけないようです。
今回はどのような図表を用いて分析を行なっているか少し紹介したいと思います。
①各種産業別の労働生産性の推移と予測
2005年を基準として、各種産業がどのように生産高を出してきたか、その後の未来がどのように予測されるかをまとめたもの。
農林水産業からサービス業に至るまでのデータをみてどのように判断するか。
「農林水産業が外国人観光客とどのように関係するの?」
「なぜ?農林水産業が今後増加する傾向なの?」
観光業とは異にする分野であっても、農林水産業が生産するものが今後何に関係するか〜そのほかの分野でもそうですが、関連性を推測することでヒントが見出せることを考えさせました。
②「訪日外国人観光客の国別推移」
日本に訪れた各国[中国、韓国、台湾、香港、米国、タイ、豪州、その他]の訪日推移を分析(2003~2022)。
各年度の増減をみることだけでなく(コロナで2020~2022が激減している)、地域別に分類して増減をみること中国~香港=東アジア、タイ=東南アジア、豪州=オセアニアで推移をみる分析を行いました。
③人口動態の推移(昭和25~令和47年[予測])
人口が今後減っていく…だけでなく、年齢別でどうか?労働年齢、学齢期、高齢者での比率にも注目すること、年代によって歴史的な経緯があったか…をみることを行いました。
④日本人旅行者、訪日旅行者の旅行費用推移
「インバウンド…が言われているが、実際は日本人国内旅行で消費するお金のほうが圧倒的に多いいのでは?」
報道されていることとデータでの実際には、生徒にとって「意外!」と思えることも多々あったようです。
まだまだ自分たちで判断するまでの能力には至っていませんが、少しずつヒントを出しながら頑張ってマスターしていきたいと思います。