特進、選抜進学コース1年生対象「総合的探究~EUREKA⑩」の活動を掲載しております。
6月5日、特進、選抜進学コース対象の「総合的探究〜EUREKA」も10回の学習活動となりました。総合的探究の学習手法である、「探究のプロセス(課題の設定→情報の収集→整理・分析→まとめ表現)」にそって2まわり目の活動を行っていますが、ここで生徒たちは学習の壁に遭遇したようです。
前回までに「外国人観光客の増加が日本社会にどのような影響を与えるか」について、「自らの考え(意見)」「そのような意見となった(理由)」「意見、理由を考えるに至る(事実)」を掲げ考えをまとめていきましたが、今回は「まとめた内容から今後に繋げていく[肯定的な考え方、内容]」、「否定的であり、今後課題となってくるであろう考え、内容」に分類していくという分析を行いました。
自らの作り出した文章を2つの対比する内容に分類する…。困った生徒から、こんな質問が出てきました。
「もともと肯定的に意見を出し、理由、事実をまとめたので、この内容から、『あえて否定を出す』といっても難しいです」
否定的見解でまとめた生徒の場合もそうでしたが、そもそも「自らの『思いとして肯定、否定を見出した』にも関わらず、意見を変えてしまう。」に感じ取ったようでした。
一生懸命考えて見出した答えだからこそ、信念や確信がある。しかし、本当に「正しいか?検討の余地はないのか?」はやはりしっかりと検証していく必要があります。
自らの意見をあえて真反対で考えて、未来の指標、課題になるか考えてみる。そんな柔軟な視点も今後必要になります。
生徒たちは大変やりにくい様子でした。ここが、今後の物事を考えていく時の重要な要素になっていきます。コツコツ努力してみてくれればと思います。