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高校(全日制)

特進、選抜進学コース1年生対象「総合的探究~EUREKA⑥」の活動を掲載しております。

特進、選抜進学コースの特色授業「総合的探究~EUREKA」は、先週1クールの学習活動を終了。

中間テスト前の5月13、15日をかけて、各クラスでこれまでの学びの振り返りを行いました。

「総合的な探究の時間」では、「①課題の設定⇒②情報の収集⇒③整理・分析⇒④まとめ・表現」という一連の過程を辿りながら、生徒個々の学びを深めていきます。

学習を初めて1か月ばかり。第1クールで劇的に何らかの能力が高まる…わけではありません。

一番大切なことは、自らが学んだ結果に対し、「どのような点で課題がみられたか?」を認識することにあります。

生徒には、評価シートを配付し、以下の観点から学んできたことを評価させていきました。

設定された課題に対し…

①自らの意見を表出できたか。

②①に対する理由(説明)が出来たか。

③①・②を根拠づける事実を提示することができたか。

④一連の活動をまとめることができたか。

さらに、⑤これまで各自が取り組んできた意見文の作成よりも上達(成長)がみられたか。

を確認しました。

評価シートをみると、多くの生徒が、「事実」を提示すること(③の評価項目)に課題を感じる、不十分であることを自覚していました。

説得力ある意見を書くためには、誰もが納得いく「事実」の提示が必要です。しかし、どこからその情報を入手するか、信頼性や説得力がその情報にあるか…の判別をどこで確認するか。

現時点での経験値では、越えられない壁であると認識できたようです。

一方、事実を提示したものの、自らの主張・意見と、事実を結びつける難しさに遭遇した生徒もおりました。

問題点や課題に遭遇した時、どのように乗り越えるか…それは、自他関係なく、知り得た情報を更に「深堀りしていくこと」、つまり情報を咀嚼し、自らが理解できるまで調べてみる…細分化してみる行動が必要となります。

生徒の疑問に対し、教員より一定のアドバイスを提供し、咀嚼、細分化の例を提示しながら振り返りを行いました。

近年は、知りたいこと、調べたいことを瞬時に見つけることができる便利な世の中となりました。そのため、時間をかけなくても知識や技能が手に入ると錯覚している生徒が多くいます。

課題を探究するためには、時間、地道な努力、好奇心、向学心が必須となるものです。時間はかかりますが、かけた分だけ、成果として積み上げられていくのが探究活動です。

第2クールに入っても、少しずつ物事を表明する力を養ってほしいと思います。

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