修学旅行1日目の様子をお届けします(沖縄コース)
沖縄修学旅行1日目です。
朝から様々なトラブルに見舞われました。
高速道路や呉市内のバイパスなど、複数の道路で事故による渋滞が発生し、生徒はもちろん保護者の皆様にも大変ご心配をおかけしました。
実は、この事態に合わせるかのように飛行機も機材トラブルによって出発が遅れました。
空港では、校長先生が見送ってくださり、予定より約2時間遅れの13:30に広島から飛び立ちました。

那覇空港に到着しての第一声は「暑っ!!」
到着時は23℃とアナウンスされましたが、体感は25℃以上で蒸し暑く、広島との気候の差を実感しました。
那覇空港を出発し、最初に訪れたのは沖縄本島南部の糸数アブチラガマです。

アブチラガマは全長270mの自然洞窟で、沖縄戦時には糸数住民の避難指定場所や日本軍の地下陣地・倉庫として使用されました。
しかし、戦場が南下するにつれて、この自然洞窟は陸軍病院の分室となり、約600人の負傷兵が運び込まれました。
戦局の悪化に伴い医薬品や食糧は底を尽き、助かる見込みのない負傷兵は治療を受けることなく放置され、時に米軍の攻撃にも遭い、ガマの中は地獄と化しました。
生徒たちは足元の凹凸が大きい地面を慎重に歩き、当時ここで苦しみ抜いた人々の状況を知りました。
広島で長く平和を学習してきた生徒たちですが、国内唯一の地上戦が行われた沖縄の苦難の歴史を目の当たりにし、今の平和が当たり前ではないこと、戦争は悲しみしか生まないことを改めて認識しました。
その後、バスは本日宿泊の那覇市内のホテルへ。
沖縄料理のバイキングを楽しみました。



食事中、三線の生演奏のサービスが!
沖縄ムードを一気に盛り上げてくれました。

明日は午前中に美ら海水族館へ、午後から国際通りの班別自主研修を行います。