芸術鑑賞会を行いました（７月10日）
本日、本校中学校・高等学校全学年にて「芸術鑑賞会」を行いました。
普段体験することのない、芸術、文化…また中高校生の時期しか磨けない豊かな感性を磨くため毎年隔年で行っております。
今年の芸術鑑賞会は劇団わらび座による「北斎マンガ」でした。
江戸時代、特に文化・文政時代に活躍した浮世絵師、葛飾北斎（1760～1849）の生涯をミュージカル風に表現した劇でした。
「自分の描きたい絵を描きたい、納得のいく絵を描くために100歳まで生き続ける」
絵を描くことに一途な北斎は、劇中で幾度となくその熱い思いを周囲に伝えます。
またその想いに彼の奥さん、娘も寄り添い、彼の意志を繋いでいきます。
そんな劇中の姿に、将来を模索している生徒達の心に沁みたのではないでしょうか。
現代社会は、「不確実な時代」と言われます。ただ不確実な時代をつくりだすのは、私たち人間であることを忘れてはなりません。
一途に、諦めず、思うがままに、やり抜く信念をもつ。その先に、完璧でなくても満足のいく人生が北斎のように訪れると思います。
２時間程度の公演でしたが、劇団わらび座の皆さん、貴重な経験をさせていただき誠にありがとうございました。
生徒の皆さんは、ここで得た熱い思いを各自の人生に繋いでいってください。