修学旅行2日目(東北関東・国際教養コース)の様子をお届けします。
修学旅行2日目となりました。
本日も、東北・関東コースと国際教養コースからの様子をお届けします。
まずは東北・関東コースより。
まずは2日目の朝の景色よりお送りします。
写真は、一行が宿泊した「南三陸ホテル観洋」からの日の出風景です。
残念ながら曇り空だったため、ご来光を見ることはかないませんでした。ただ、本日の日程は、この何気ない朝の景色から、震災学習を学ぶひと時を前半行いました。
2011年3月12日…震災1日後の風景は、一行が目にした風景と異なり、とても鮮やかな青空のもと、朝日を拝むことができたとのことです。
前の日に大変な悲劇があったというにも関わらず、朝日はいつものように、当時の人々を照らし続けたのだとか…
震災から13年、もうじき14年となりますが、この南三陸がどのような景色に変わってしまったのか。一行は、語り部の方の案内のもと、町に残された「震災遺構」を中心に見学しました。
まず登場したのは、「高野会館」とよばれる町民の宴会、行事施設だった建物。11日のその日も、敬老会の発表会があり、多くのお年寄りが楽しまれていたとのことでした。
写真にあるとおり、建物の屋上手前まで津波が押し寄せ、周辺の家や建物を飲み込んだそうです。その高さは10メートルを越えていたとか。私たちは自然の脅威に、閉口せざる得ませんでした。
その後、被災した元小学校跡、中学校を見学し、最後に、かの有名な「防災庁舎」を見学。
骨組みのみの無残な姿となった庁舎を前にして、生徒たちは何を思ったでしょうか。ここで決死の思いで生き延びることを伝えた人と、その思いを組み、今も必死に生き続ける人たちがいる現実。
決死と必死…死と隣り合わせの中、いかに生きるかを考えさせられたひと時でした。
続いて一行は、日本三景の松島、そして伊達政宗ゆかりの瑞巌寺を見学しました。
瀬戸内海と同じく、大小さまざまな島で構成される松島…かの松尾芭蕉があまりの美しさに、「松島や~」を詠い続けた思いは、生徒たちにも理解できたのではと思います。自然の織り成す美しさ、一方で無情にも一瞬にして故郷を消してしまう自然の理不尽さ。
この地にはいろいろな顔があると思いました。
そんな自然を愛で、寺のいたるところに花鳥風月が感じられるのか、伊達政宗が充実させた瑞巌寺。現在のように優れた情報技術もなく、ただひたすらに自然の営みとともに暮らした政宗。
自然と私たちは共存できるのか、そうでないのか…深い意味での行程でした。
続いて国際教養コースの様子です。
British Hillsにて、初のレッスンとなる”Survival English。British Hillsで生活を送っていくために必要な英文を教授してもらいました。アクティビティも交え、生徒たちの緊張もほぐれながら終盤には積極的に英語が教室内に飛び交っていました。
2時間目は”Pronunciation Skills”。日本人話者にとって発音が難しい”sh”、”s”、”l”、”r”、”th”、”t”、”b”、”v”を中心に、ネイティブスタッフにより発音のテクニックを教えてもらいました。ワークシート等を活用しながら、普段意識しきれない発音の強化に努めました。
本日最後のレッスン”Speech Skills 1″。日本人が最も得意としないことと言っても過言ではない”Speaking”ですが、相手を引き込むための話の展開の作り方から教わりました。次に、”volume”・”eye contact”・”speed”など人前で話すために必要なテクニックまで伝授していただきました。このレッスン内に、原稿作りから練習まで行い、明日の”Speech Skills 2″で全員が発表を行う予定です。