広島国際学院高等学校通信制課程「第3回卒業式」を挙行しました。
3月1日、午後、本校高等学校通信制課程は、第3回目となる「卒業式」を挙行いたしました。次年度から学習する場所が「中野キャンパス」に移るため、現在の学び舎で執り行うのは最後となります。
今年度の卒業生は12名。どの生徒も様々な悩みや困難を乗り越えての卒業となります。
式典では、卒業生の他、保護者の皆様、在校生の代表、これまで関わってきた先生方が参加。多くの人に見送られる形で式を進めることができました。
卒業証書授与は、一人ひとり名前を読み上げ、証書を学校長から受け取る形で実施しました。
たった1枚の証書ではありますが、生徒たちには、どんなモノよりも重みのある宝物です。
卒業証書の授与後、学校長より式辞がありました(一部要約)。
卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。みなさん、この証書を手にして、ほっと安心したことと思います。これまで様々な悩みがあった中、自らの力で道を切り開いたことは大きな財産になると思います。
変化の激しい社会の中で、皆さんには『人との関わり』を大切にしてもらいたいと思います。これまでの学校生活、日常生活いずれも数えきれないほどの人との関りがあったと思います。そして、これからの成長でも関わりなくして成長は得られません。
現在、科学技術、とりわけAIの技術は劇的な成長を遂げ、あらゆる日常生活に影響を与えています。しかし、人との関わりを越えるモノにはならないと思います。
みなさんのこれまでの日常で、「そばにいてほしい人、笑ってほしい人、失いたくない人、裏切りたくない人」は誰ですか。
全て同じ人であったら…それは、みなさんにとって絶対に離れたくない人です。そのような人との出会いをたくさん作り、これからの人生を豊かにしてきましょう。
次に在校生の送辞、答辞と続きました。
在校生からは、同じ学び舎で勉強をともにした先輩方への感謝、なにより、思いを1つにして何事も取組めた先輩方との喜びを伝えていました。特に生徒会執行部の創設に向けて、全員でお互いの想いを認め合って作り上げてきたことは大きな思い出だったと述べていました。卒業生の包容力、偉大さはこれから入ってくる後輩にも伝えていきたいとのことでした。
続いて卒業生からの答辞は、自らが学校生活に思い悩みながらも、家族をはじめ多くの先生方の励ましと、アドバイスがあって3年間を過ごせたことへの感謝、そして次の未来につながる模索をみんなで取り組めたことを一番の思い出として語ってくれました。
年齢や学年を越えての関わり、何事にもネガティブになっていた自分たちを応援してくれた人たちの想いを胸に、これからも頑張っていく決意を答辞の文面にのせて伝えてくれました。
人には様々な生き方、考え方があります。またそれぞれの壁として立ちはだかる課題も数多くあります。どのように乗り越えていくか、時間を費やすかは、人によって違います。ですが、自分なりに一生懸命向き合い、成長していくことが人生最も大切なこととなります。
前を見据え頑張ってきた卒業生の皆さん、本当にお疲れさまでした。人生はまだまだ次のステップが待ち構えています。楽しみながら、自分の力を信じて頑張ってください!