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百践錬磨

中学校3年生対象~「百践錬磨~発酵学習、味噌づくり・藍染体験」を実施しました。

2月17日、研修旅行から帰ってきた中学校3年生は、「百践錬磨」の学習に臨みました。

今回は2つのテーマにチャレンジ!「発酵学習」の一環として味噌づくり体験、そして「染色学習」として「藍染体験」を行いました。

3年生の生徒達は、前後半に分かれて、それぞれの学習を体験したとのことです。

ちなみに、前後半に分かれて体験学習を行った理由の一つとして、いずれも「いのち」を扱う授業であること。つまり、私たち人間と同じように、様々な苦節苦難を乗り越え成長してきた「いのち」だからこそ、時間をかけて、ゆっくりゆっくり変化に向き合わないといけないからです。

1日でその結果がでない味噌づくり、藍染…それぞれ性質は異なりますが、違いのある2つの作品作りから、「生きとし生けるものの『違いを尊重すること』、『私たちは多様性によって支えられていること』」を理解できればと思っています。

 

さて、実際の学習を写真を通してみていきましょう。

まず味噌づくりです。実はこの体験学習は、昨年4月から少しずつ進めていたとのこと。味噌づくりの軸となる酵母の特性を学びながら、大豆の下準備→酵母を入れての仕込み→観察を行っていたそうです。

本日は、仕込んだ味噌樽を開封し、実際にどのような味噌ができたか…を各グループで確認しました。

先ほど「いのちの違い」についてお話ししました。まさに味噌づくりは、各グループが、どのように酵母や大豆といった「いのち」と向き合ってきたかで、大きくその完成品に差が出たようです。

私たちはスーパーで当たり前のように「同じ(ように感じる)味噌」を手にして食していますが…一筋縄で味噌は完成できないことを身をもって体験したと思います。

 

続いて、藍染め体験です。

藍染めは、日本のみならず世界でも広く活用される染料の一つ。各地域で衣料になくてはならない染色品として活用されました。

もちろん、藍染もすべてが「同じように染まる」モノではありません。藍の成長具合、染料の取り出し→染め方によって、完成品に大きな差が出てきます。こちらも生徒達が藍の成長から、どのように「いのち」に向き合ってきたか…また、その「いのち」をいかに心を込めて活用したかで、最終的な結果に差が出ました。

中学生たちは、今、一生懸命自分の将来と向き合いながら、勉学に励んでいます。もちろん、順調な歩みをしているわけではありません。自分を成長するためには「味噌」や「藍」のように逆境や課題に立ち向かう力が必要となります。

「いのち」を通して、自らの「いのち」のあり方を知ることができる。なかなか日常生活で体験できない学びを今後につなげてくれればと思います。

 

 

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