高等学校、中高一貫、難関コース１年生対象「東京進路研修」の様子をお届けします（11月１日実施分）。
11月1日から3日、一貫コース、難関コースの1年生は、東京にて進路研修を行いました。3日間の研修の様子をお伝えします。
1日目は、大学見学と卒業生との交流会を実施しました。
東京大学では、赤門、安田講堂、総合研究博物館を巡り、学食も利用させていただきました。博物館では、展示物の歴史や研究の現状など、解説員の方に興味深く質問する生徒の様子が見られました。
次に向かったのが慶應義塾大学です。近代的な校舎と歴史的な建物が混在する様子は、東京大学とは全く趣が異なりました。ちょうど授業が終わるタイミングでの訪問だったため、校舎外の広場には多くの大学生が集まりにぎわっていました。学生の生き生きと活気ある雰囲気が伝わってきました。
夕食の後は、卒業生との座談会座談会を開催しました。関東の大学に通う難関・特進コース出身の卒業生に集まっていただき、高校時代の成績や本音、大学生活の楽しさ、そしてプライベートなお話まで、高校生の質問に全力で答えてくれました。本当に楽しそうな先輩方のお話に、生徒の大学への憧れも一層強くなったようです。
2日目は、早稲田大学と官公庁にお邪魔しました。
早稲田大学では、現役の学生によるキャンパスツアーを行いました。各学部で学べる内容の説明や学部創設の歴史など、キャンパスガイドの方々に丁寧に説明していただきました。翌日の学園祭を控えていたこともあり、キャンパス内はイベントの準備やリハーサルが行われており、非常に活気あふれる様子が伝わってきました。また、普段は学校関係者であっても容易に入ることが許されない、重要文化財に指定される「大隈記念講堂」内の見学もできました。大変貴重な体験をさせていただきました。
午後からは3つのグループに分かれて、外務省・警視庁・文部科学省にそれぞれお邪魔しました。外務省では、外務省会見室で記念撮影した後、広島県出身の職員の方に、海外の現状や日本と諸外国との関係について説明していただきました。警視庁では通信指令本部を見学しました。東京都にかかってくる110番通報は1日当たり5000件、17秒に1回の割合だそうです。驚異的な数字ですね。文部科学省では、職員の方が入省しようと心に決めた理由を伺い、自分の将来を考える良いきっかけになったと思います。
3日目は代々木ゼミナール本部校にて、大学選びや学習法についての講演をしていただきました。
来年度からの新しい大学入学共通テストについて、国公立大学と私学の違い、自分に合った学習方法についてなど、わかりやすく説明していただきました。また、生徒からの悩みや質問にも丁寧に答えていただきました。
講演会の後は、代々木ゼミナール本部校16階の空中庭園に移動しました。3日間研修を行った東京の街並みや見学ができなかった大学を眺めつつ、2年後の自分たちの進路を語らう生徒の様子もありました。
3日間の東京進路研修は、スケジュールも厳しく、ゆっくりと1日の振り返りをする時間を十分にとることができませんでした。改めて、自分の将来や進路選択について現実的にとらえ、それを実現するためには今何をすべきなのかを考える時間を設ける予定です。