第1回プログラミング集中講座(中学1年)
百践錬磨『プログラミング』第1回集中講座も本日最終日を迎えました。本日は、昨日今日の2日間行われた1年生の様子をお伝えします。講師は小林真輔先生(株式会社タイムレスエデュケーション代表取締役兼東京大学大学院情報学環特任研究員)です。
中学校に入学して最初のプログラミングの授業となる1年生の単元のねらいは以下の9点です。
①コンピュータが現代社会において、活用されている場面を理解する
②コンピュータが得意なこと、人間が得意なことが異なることを理解する
③これからの社会において求められている力が何かを理解する
④コンピュータの基本的な動作を理解する
⑤プログラミングを通じて、コンピュータでできることを知り、関心を高める
⑥いろいろな組み合わせを考え、アイディアを練ることができる。
⑦課題解決をするためのアイディア出しの手法を理解する。
⑧グループワークにおいて、アイディアの集約ができる。
⑨作成したアプリケーションの内容を適切に説明できる。
最初は小林先生の講義です。コンピュータが社会の中でどのように活用されているか紹介され、現在注目されている人工知能、コンピュータが得意なことと人間が得意なことに関して理解を深めました。そして、今後どのような力が求められるかを教えていただきました。
続いて、小型のコンピュータ「Micro:bit」を使い、コンピュータ・プログラムの考え方、作り方を実習を通じて理解しました。逐次処理、ループ、条件分岐の3つの構文要素を理解し、それらを使ったプログラムの方法を学習しました。さらに、センサを使って環境情報を読み取り、情報によって制御を行う方法を学習しました。
プログラミングに慣れてきたところで次のステップです。グループに別れて、ここまで習ってきたプログラムを元にスマート機器を作ります。まず、各グループでブレインストーミングです。思いついたものをひたすら付箋に書き並べ、自分たちが作りたいスマート機器が何かを決めていきます。
方針が決まったら、アイディアをもとに試行錯誤しながら開発です。制作時間は短時間でしたが、どのグループもなんとか形になりました。
最後にグループごと発表です。完成されたスマート機器を端的にユニークに各班プレゼンテーションしました。
第1回プログラミング集中講座は無事終了しました。第2回は12月に行われます。