手話部より~「平和学習会 第29回原爆慰霊碑巡り」に参加しました(7月25日)。
7月25日(土)、本校手話部の中学生・高校生計12名が、広島市中区地域福祉センターで開催された「平和学習会 第29回原爆慰霊碑巡り」(広島県手話サークル連絡協議会広島ブロック主催)に参加しました。今年で29回目を迎える、歴史ある平和学習会です。
部員たちは午前9時に会場入りし、他団体の皆様とともに会場準備を行った後、本番に向けて朝練習を実施。
最後まで手話の動きや表情、立ち位置、語り部とのタイミングを確認し、本番に臨みました。
今年度の発表テーマは、広島平和記念公園にある「平和祈念像」と、その傍らに建つ草野心平(くさの しんぺい)氏の詩碑。像を制作したのは、広島県出身で文化勲章受章者でもある彫刻家・圓鍔勝三(えんつば かつぞう)氏です。
母親に抱かれた子どもが金色のトランペットを吹く姿には、親から子へ受け継がれる命と平和への願い、そして広島から世界へ平和を発信したいという強い思いが込められています。
部員たちは、像の由来や圓鍔氏の制作意図を紹介した後、草野心平氏の詩を手話と語りで表現。一つ一つの言葉に込められた「No more Hiroshima」の願いを、表情や動きにも乗せながら伝えました。平和への祈りを手話で紡いだ発表です。
この4月から手話を始めた生徒もいましたが、手話通訳士であり本校の講師としてご指導いただいている島本先生や先輩方の丁寧なサポートを受けながら練習を積み重ねました。
本番ではそれぞれが練習の成果を十分に発揮したと思います。発表後には、「手話の技術だけでなく、平和への思いもしっかり伝えることができた」と、多くの部員が手応えを感じることができました。
また、他団体の発表を通して、原爆の悲惨さや平和の尊さを改めて学ぶとともに、多くのろう者や手話学習者の方々と交流する貴重な機会にもなりました。発表をご覧くださったろう者の方からは、「ぜひ将来は手話通訳士を目指してほしい」という温かい励ましの言葉もいただきました。
被爆体験や戦争体験を次世代へ語り継ぐこと。そして、日本の手話文化を未来へ受け継いでいくこと。その両方を担う若い世代への期待の大きさを、部員一人一人が実感した一日となりました。
今回の経験を糧に、手話の技術だけでなく、思いを伝える表現力もさらに磨きながら、これからも平和への願いを発信し続けていきます。部員たちの今後の成長が楽しみです。





