普通科総合進学コース3年対象「高大連携授業~国際大学訪問」を行いました。
5月29日、本校総合進学コース3年生(Ⅱ類)は、広島国際大学に訪問し、医療系学問のエトセトラを学びました。
今回は呉市にある呉キャンパスを訪問し、薬学部、看護学部、医療栄養学部を訪問しました。
薬学といえば一般的には、薬剤師の仕事を思い起こすと思います。いわゆる病院や薬局で、薬を調合することではないでしょうか。しかし、様々な場面で医療現場の変化、発展がみられるように、これからの薬剤師にも、問診や視診、聴診や触診といった「フィジカルアセスメント」の力が求められるようになるそうです。
この日は上記の中でも聴診を題材とした薬学について学びました。
写真に何やら不思議な人形が出ていますね。

これは医療薬学用ロボットで名前をフィジ子(Physiko)と言うそうです。フィジ子は内蔵のコンピュータのプログラムによって、さまざまな生体反応を示すように設計されている優れモノ。
投薬の量、質、そして組み合わせによっておこる反応が、疑似的にできる…ということは、その分、大きな副反応を防ぎ、より的確な処方ができるようになる社会を築いてくれるわけです。

私たちの知らない間にここまで医療は進化しているか!と生徒たちはしきりに感心していました。
続いて、看護学部では医療用ロボットを使った血圧、血中酸素濃度の測定を体験。ウェアラブルでも体験できる社会となっていますが、より正確かつ専門的に自らの血液を知ることができたそうです。


最後は、医療栄養で病院管理栄養やスポーツ栄養学を学びました。
クラブ活動でパフォーマンスを高めたい人…(まだそういう年齢ではない…と思いますが)、食事や栄養を節制しなければならない人もいると思います。
育ち盛りだから、何でも好きなだけ食べる!ではありません。逆に、無理して我慢して食事をすることも適切とはいえません。
勉強と一緒ですぐに効果が出るモノではありませんが、日々の継続と蓄積によって食事による栄養も効果が出てきます。
受験が近い生徒たちです。栄養摂取も受験も努力が必要!学校、家に帰って役立ててほしいものです。
さて…今回も総合進学コースは、医療業界の現状を大学訪問を通して学んでいきました。
人口減少に伴う人材不足が顕著となっていますが、超高齢社会や配慮の必要な人たちへの投薬からの支援に対し、どのような医療支援体制を築くか…また、薬学=薬剤師だけでなく、薬剤師…としてではなく、直接新薬を開発する薬科学としての仕事も重要視されています。
一方で、医療従事者養成の在り方が見直されるようになっており、医学も薬学もより質の高い人材を養成する現状も垣間見えています。
先ほどの繰り返しになりますが、地道な努力や継続が将来を切り拓くためには必要です…が、それに加え、多様な考えや技術をみにつけるそんな社会人になってほしいと思います。