3月24日(日)本校において「プログラミング教育シンポジウム」を開催しました。
情報化社会の急激な進展や、社会のあらゆる分野でのデータの利活用が盛んになることによって、プログラミングのスキルやプログラミング的思考の重要性が着目されています。更に2020年には日本の小学校において、プログラミング教育が導入されます。
近年の情報技術の動向を皆さんに知っていただくきっかけとして、教育関係者、保護者の皆様を中心として参加していただきました。
今回のシンポジウムでの登壇者は、本校のプログラミング教育を支援していただいております東京大学大学院情報学環の越塚登教授と、英国Micro:bit Educational FoundationのHead of AsiaであるWaris Candra氏をお招きいたしました。
ともにIoT時代に即したプログラミング教育の権威であり、最新のプログラミング教育事情を分かりやすく講演していただきました。
講演後は、参加された皆さんと、越塚氏、Waris氏、そして本校理事長、総長である田中満彦先生によるパネルディスカッションを実施しました。
「プログラミング技術が必要とはいえ、今後の社会においてどういう地位を築けるのか、また海外での活躍の場を今後は求めていくべきなのか」といった質問や、「時期として小学生からプログラミングを学ばせても問題がないか、また情報技術を活用する際のリテラシーやルールは?」といった教育方法の素朴な質問が出されました。
それに対し越塚、Waris両氏からは、日本でプログラム学習を受けた人たちは技術力の高く、海外でも評価が高いことを取り上げられ、今後は積極的な海外進出、そしてそれに向けた主要科目の学力向上も目指すことが提案されました。
一方で、プログラミングは何のために学ぶのか・・・目的をもった行動が今後の小学生には必要であり、それを提示する指導が必要であることも提言されました。
「学びは、各自に興味関心が高まってこそ、意味のあるものとなります。プログラミングは、それぞれが持っている興味関心、知識をわかりやすく、つなぎ合わせるものです。様々な分野に広がっていくよう、教育現場ではうながしてもらいたいと思います。」と述べられました。
2時間程度のシンポジウムとなりましたが、講演後も参加者から先生方へ様々な質問や意見を求める人が多くおりました。越塚先生、Waris氏、貴重なご講演誠に有り難うございました。
本日、4月より入学する新入生の皆さんをお迎えして、「新入生登校日」が実施されました。
新しい生活に向け、必要となる物品や入学前の手続き書類確認が主な活動となりました。
まだ中学校の制服を身にまとっての登校ということもあり、多くの生徒達が実感のわかない中での手続きであったのではないでしょうか。
しかし、あと数週間もすれば、正真正銘の国際生になります。少しずつ高校生としての自覚、さらには学力向上を目指して頑張ってもらいたいと思います。
終業式が終わって、すぐに特進コース1・2年生(希望者)は、「勉強合宿」のため、本校を出発。
合宿地である野呂高原ロッジに滞在しました。
本来、夏休みに実施される合宿でしたが、今年度の豪雨災害により延期となり、本日開催する運びとなりました。
勉強合宿の目的は、「勉強のみに集中できる環境に身を置き、来たるべき受験活動に必要な学習習慣を確立すること」を掲げています。
自分の意識を変えていく、または自分の限界に挑戦し、新たな成長を発見する…と、生徒それぞれでテーマをもって学習に取り組むそうです。
初日は、数学と古文の実力を測るテストを実施したとのこと。1・2年生が共同で学習するということもあり、大変いい刺激になったそうです。
勉強が第一目的ですが、参加者が楽しみとすることも用意されているようで…。合宿地の食事は非常に美味しいとの評判らしいです。2年生参加者の中には、1年生の時の食事の美味しさに惹かれ、良い環境、良い食事で学力向上を目指していく計画を立てている人もいるとか。
わずかな日程ではありますが、実りのある日々としてください。
3月20日、本校では平成最後の「終業式」が体育館で行われました。
あっという間に過ぎ去った平成30年度でしたが、本校生徒達にとっては様々な思いを巡らせる1年であったと思います。
新校舎1年目の学校生活、ホール、クラブハウス、グラウンドと次々と新しい施設が建設されていく中、慌ただしい毎日を送りました。
また、忘れてはならない出来事として、西日本豪雨災害を多くの生徒が目の当たりにしました。いのちの大切さ、人との繋がり、温かさを感じることができたのは、何よりも代えがたい学びであったと思います。
「今日の社会は、毎日大きな変化を遂げる時代となりました。どのような状況にあっても、常に挑戦し続ける力、積極的に行動できる力がこれからの人達に求められます。是非、次年度は人に誇れる挑戦をし続けてください。」
と校長先生から年度末に向けたアドバイスをいただきました。
また生徒指導担当の先生からも、豪雨災害での助け合いを引き合いに出されながら、
「学校の中で、皆さんが変わろう、成長しようと思えば、みんなの協力が必要となります。1人でも関わらないことがあってはいけません。豪雨災害を乗り越えようと頑張れたのも、みんなが一丸となって協力し合えたからです。次年度に向けた学校生活も全員の力で発展していきましょう。」
と全員で物事を成し遂げる必要性を伝えていただきました。
さて、体育館での終業式の後、今年度で本校を退職される先生方の「離任式」が執り行なわれました。
今日まで、お世話になった先生が退職されると知らなかった生徒の中には、驚きを隠せない人もいました。
先生方からは、これまで生徒達と共に学びあい、成長できたことに喜びを感じたと、皆さんお話しされておりました。先生方も皆さんと一緒、別れることは大変つらいのです。
ですが、人はどこかで必ずつながっているものです。生活する場所は違っても、会える機会はあるはずです。それまで、国際学院の生徒の皆さんは、たくさん成長を遂げておきましょう。
2018年度も本日で終了となりました。明日から、春休み、そして4月6日から新年度がスタートします。短い休みとなりますが、次のステップに向け、生徒の皆さんはしっかり準備を整えておきましょう。
3学期も残すところあとわずかとなりました。
本校では、学年末最後のイベントとして本日、明日の2日間で「クラスマッチ」を開催しております。
新校舎建設の関係もあり、今年度はすべて体育館での競技で実施。1日目は、バドミントンとバスケットボールの競技が開催されました。
クラスで一致団結して優勝を目指すイベントということもあり、各クラス応援も大変盛り上がります。特に1年生は、来年度クラス替え予定されていることもあり、応援熱は大変高いものでした。
クラスの仲間から声援を受け、競技を行う選手達にも力が入ります。
得点シーンやワンプレーごとに大歓声が起こる体育館は、プロの競技さながら。
もちろん、選手達のプレーにも随所に輝きがありました。
明日も引き続いてクラスマッチが開催されます。1・2年生の皆さん、精一杯頑張って下さいね!
本日、5限目、普通科1・2年生のⅠ型コースを対象とした「大学合格者体験発表会」を開催しました。
来年度進級するⅠ型の生徒達に対し、先輩である3年生から大学受験に向けた勉強法や生活リズムの作り方など、今後の学校生活に活かせるノウハウをレクチャーしてもらいました。
在校生のために参加してくれた3年生は全部で6名。すべて県内外の国公立大学へ合格を決めました。
在校生にとって一番聞きたいことは、勉強方法だと思います。
「がむしゃらになって勉強に没頭するのではなく、勉強方法に工夫を入れる・・・苦手とする分野があれば、①友達同士で協力しながら解決する。②信頼している先生にお願いして、苦手分野を克服するモチベーションをアップするといいです。」
「勉強をすることが『当たり前』と思える環境作りをすること。日常生活の一コマにするよう意識を変えていきましょう。」
など、先輩方が編み出したやり方を包み隠さず伝授してくれました。
日常生活では、
「スマホのアプリをすべて消す。退路を断って、勉強に集中する。」
という荒療治を披露した卒業生も。ただ、自分たちと同じ学校生活を送ってきた先輩方です。在校生達は、先輩達が出来るなら私たちも頑張れる!と気持ちを高めていました。
新年度まであと少しとなりましたが、Ⅰ型の生徒達は、徐々に意識が高まっています。是非、頑張ってほしいですね!
3月学年末試験最終日、本校普通科2年生Ⅱ型と総合学科2年生の生徒達は、進路説明会を受講。次年度から始まる進路活動に向けて、大学、短大、専門学校、そして就職関連の講師をお招きして、進路活動の準備を進めていきました。
現在、国公立大学前期日程の合格発表が始まっています。先日卒業した生徒達から合格の一報を受けている段階ですが、すでに2年生も、受験活動の負荷を徐々に高めていかなければならない状況に入っています。
今回お招きした先生方の話を聞き、生徒達は受験生としての意識を高めたのではないかと思います。
2020年から大学新テストへの移行が始まりますが、すでに各学校では、新テストを意識した形で様々な入試改革が始まっています。
各学校の情報をしっかりと手に入れるとともに、志望する学校の傾向と対策をこの春休みで充分に取り組んでもらえればと思います。
頑張れ2年生!
晴天に恵まれた2019年3月1日。
本校体育館にて、「第70回卒業証書授与式」が挙行されました。
今年度は475名の卒業生が本校を巣立ち、それぞれの道に進むこととなりました。
生徒達は当初緊張した面持ちで式に臨みましたが、時間が経つにつれ、3年間の思い出が湧き出て感慨に浸っていたようです。
高校生活、お世話になった担任より、一人ひとり名前が読み上げられます。
3年間の思いが詰まった卒業証書を受け取った瞬間、卒業生達の心には充実感と明日に向かって気持ちを新たにする心が芽生えたと思います。
「今年度卒業生は、学校が大きく変わっていく中で高校生活を過ごしていきました。また西日本豪雨という未曾有の災害を経験し、人との繋がりの大切さ、自分が変化する社会の中でどのように生きていくかを学んだと思います。」(学校長式辞より)
今年の卒業生ほど人との繋がりを強く感じたことはないと思いいます。大きく変動する社会の波の中、たくましく活動することを期待しています。
式後は、各教室での最後のホームルーム。それぞれの教室で、これまでの思い出や先生からのお話を受けたことと思います。
卒業生の皆さんは、過ごした学び舎から巣立っていきますが、クラスメートとはこれからも一生繋がっていくはずです。
卒業生の皆さん、本日は本当におめでとうございます。皆さんの活躍を祈念しています。