12月30日付『中国新聞』の投書欄「ヤングスポット」に本校普通科2年8組、数森雅与さんの文章が掲載されました。
自身が長年取り組んでいる空手道で世界大会準優勝となった出来事、そして好成績を修めるきっかけを作ってくださった方への感謝の気持ちが書き綴られています。(下記PDFをクリックすると閲覧できます。)
「ヤングスポット」への投稿は、2年生総合学科、1年生特進コースの「現代社会」、さらには今回、普通科2年生の「政治経済」の授業の一環として取り組みました。掲載されたものは、NIEのある学習風景で紹介してまいります。
プログラミングセミナーとは別会場では、今回新しく「英会話&クッキングセミナー」を実施しました。
クリスマスイブが次の日…ということもあり、その準備として必要な「ケーキ」や「クッキー」の作り方を学んでしまおう!そして、クリスマスといえば、キリスト教文化圏の行事として有名なものです。主に英語を母語、公用語とする人たちの行事であることも踏まえ、英語会話の勉強も一緒に取り組んでみるというコンセプトで実施されました。
こちらの会場は、様々な仕掛けが用意されていたようです。
いきなり、本校教員がふんする「サンタクロース」の登場???(何かが足りないような…ですが)本日の趣旨を説明するとともに、参加者を盛り上げてくれました。
説明の後は、実際に調理に入りました。といっても、調理をしながら英会話の勉強。各調理台に本校の英語教員を配置。参加した子どもたちに優しく丁寧に指導していきます。
最初はなかなかうまく言えなかった子どもたちも、徐々に会話に慣れていきます。それに加えて、調理作業も慌ただしさを増していきます。クリスマスのメインともいえる「ケーキ」は、いざ作ってみると時間もかかるし、細かな作業がたくさんあります。しばらくの間、綺麗に美味しく作り上げようと、とても真剣な様子で調理を行っていました。
何時間か奮闘した末…できました!どうですか?なかなかの出来栄えですね!
完成後は、みんなで記念撮影。白ひげサンタクロース(先ほどはなかったですね)さんと一緒に…なんだか楽しそうですね。
調理が終わった後は、参加者の皆さんは会場を移動して試食をしました。そして、クリスマスや英語圏の文化、歴史などについて本校の外国人教員からレクチャーを受けました。国際化の中で世界の人と付き合うためには、やはり世界の文化、歴史を知ることは必須です。
調理終了後には、みんなで集合写真を撮りました。みなさん楽しいひと時でしたね!今回の経験を基に、クリスマスを盛大に祝いましょう!
12月23日本校では、小学生を対象としたイベントを2つ実施いたしました。今回はその様子をご紹介させていただきます。
1つ目は7月に引き続き実施されました「プログラミングセミナー」です。前回同様、Timeless Education代表取締役の小林真輔先生を講師としてお招きいたしました。このイベントは、近年教育活動に導入されつつあるプログラミング教育について、小学生に少しでも興味関心を抱いてもらうことを目的として実施しております。
今回は、「プログラミングで自作のゲームを作る」という体験を行いました。ゲームと言えば、多くの子どもたちが触れたことがある「テレビゲーム」や「オンラインゲーム」を想像されるでしょう。「ゲームはどのような仕組みで作られているのか」、「ゲームをやるだけでなく、自分で作ってみたい!」というニーズに応える形で取り組んでいきました。
今回子どもたちが作成するゲームは、スポーツゲーム。参加された保護者の皆さんの中には昔、ファミコンで熱中したという方も多くおられたと思います。そんな保護者の方の心も掴むゲームを一つ一つ学んでいきました。
まず最初の体験は、ゲーム動作の基本となる「スクラッチ」を学びます。当たり前のことですが、キャラクターやキャラクターが起こす動作は、一つ一つどのような動きをするのか、プログラム上に入力しなければ動作しません。
実際やっているゲームだと簡単に動かせるのに、自分で作るとなると…細かな設定は、頭をフルに使うので大変だったようです。付き添っている保護者の方も…真剣そのもの。
基本操作の確認後は、実際にゲームを作成します。ゲームで想定される様々な場面や動作を考えながら、プログラムしていきます。
「あれ?思った動きがしないよ!」、「うまくいった!すごい!!!」と至る所から、一喜一憂する様子が伺えました。
作ったゲームは最後にみんなに発表。それぞれの作品には作った人の個性や工夫が随所にみられていました。
今回のセミナーでも、本校生徒がメンターとして活躍。クリスマス前ですから、サンタの帽子をかぶってのサポート。子どもたちに優しく丁寧に教えてくれました。
情報機器の発達に伴い、私たちの生活は常に便利な機器に囲まれています。これからは、たくさんの便利なツールをうまく活用することが子どもたちには求められていきます。しかし、便利なモノを決められた通り、的確に使えることが人生のステータスであってはいけません。私達1人ひとりが課題を見つけながら成長するのと同じように、失敗や課題を発見しながら、より良く使えるようになる…ということをしっかり学んでもらえばと思います。
小学生の皆さん、楽しめましたか?今後の学習に役立ててくださいね!
12月18日、本校では日本赤十字社による献血活動が実施されました。
毎年恒例となっている学内献血は、生徒に対して献血に参加する意義や科学技術が発達した現代であっても輸血が必要とされる現状を知ること。また社会奉仕活動の一環として、社会とのつながりを実感してもらうため行っています。
今年は200名を超える生徒が学内献血に参加。年齢や健康状態によって実際にできる数は絞られてしまいますが、多くの生徒が社会へ貢献することの重要性を感じることができたようです。
献血は、まず問診票を記入し、献血ができるかどうかのチェックを行う所から始まります。最近は、タブレットを使用したチェックを行えるため、比較的早く手続きを終えることができます。
問診後は、健康診断を実施。実施されている部屋をみても分かる通り、多くの生徒が参加しております。今回も学年、クラスを分けて、献血を行っていきました。
献血実施の前に配られる「献血カード」。これを持つことにより、献血を実施したことの証明そして社会に貢献したことの証ともなります。今日、18歳選挙権が注目されますが、献血は参政権よりも身近に行える国民の権利と言えるでしょう。
健康診断が終わり、実施許可が出るといよいよ献血開始です。針を刺しての献血ですから、最初は抵抗感があると思います。しかし実際やってみるとさほど痛みを感じることもなく、リラックスして受けることができたようです。
40分で助かる命がある。献血推進運動のキャッチコピーとなっていますが、生徒達はこのひと時で学ぶことができたと思います。献血に協力してくれた生徒の皆さん、さらには積極的に参加された皆さんも有難うございました。
本日、修学旅行最終日。種子島、屋久島コースは残りわずかとなった時間を有効活用し、鹿児島県内の観光地を巡りました。まずは桜島へ。バスごとフェリーに乗り込んで海上から桜島を眺めました。
桜島は標高1117mの火山です。元々島でしたが、度々の火山によって陸続きになりました。毎回のように噴火をする桜島の灰は、周囲にシラス台地とよばれる土地を形成。作物が育ちにくいというデメリットがあるものの、それに対応しうる作物を工夫して作り、鹿児島は一大農業、酪農地として有名です。
桜島に到着後はバスで湯之平展望所まで登ります。一般の人はここまでしか登れません。
展望台に上ると石垣にハート型の石が7つあったそうです。
桜島を眺めながら、生徒達は何を思ったのでしょうか?鹿児島に来ているわけですから…「ちぇすとー!!(頑張れ!)」ですかね?
帰りの船で紫芋ソフトクリームを食べながら鹿児島市に帰りました。サツマイモは鹿児島の特産品。格別だったでしょう。
続いて島津家の別邸として作られた仙巌園を訪れました。ここの屋根の瓦は錫で作られた錫門という特徴があります。また、門は朱色で塗られています。これ、みなさんどこかで見たことはありませんか…?あの、東京大学の赤門と同じ形式です。徳川家と縁戚となった大名に許される色と言われていました。そんな高貴な門ですから、かつては殿様と後継しか通れなかった所だそうです。
写真は仙巌園からみた桜島。かつての島津のお殿様も同じ景色を見られていたのでしょうね。
お昼は黒豚シャブシャブを頂きました。黒豚も鹿児島の特産品です。甘みがあって美味しかったことでしょう。それにしてもみなさん、よく食べましたね!
昼食後は、鹿児島郊外の城山公園を散策。
昨日も書きました大河ドラマ『西郷どん』の終焉の地になるはずです。
西南戦争の際に明治新政府軍と戦った西郷隆盛が立てこもった最後の激戦地です。城山は姶良カルデラの外輪山の一部で、桜島ができる以前からここにありました。鹿児島市内の絶景ポイントです。
種子島、屋久島コースの修学旅行もあとは広島に帰るのみ。お土産をたくさん買って新幹線に乗り込みました。
広島駅には18時前に到着しました。皆さんお疲れ様です。
種子島・屋久島コースの4日目です。
本日は屋久島を後にして鹿児島市へ戻って研修を行いました。
まず最初に、朝7時の高速船からみえた朝日を撮影。
広島でみる日の出とはまた趣の違う神秘的な雰囲気が漂っていました。
鹿児島港に到着した一行は、バスに乗り変え鹿児島市から最初の訪問地知覧へ。
知覧という地名を聞いて、おそらく多くの生徒はその歴史的出来事を知らなかったと思います。この地は、太平洋戦争中、連合国軍との戦いに出撃した特攻機(特別攻撃隊)の基地として名高い場所です。
ミッドウェー海戦を境として、戦局が悪くなった日本は、日本国土の防衛を進める方策として、水際作戦とも言われる様々な犠牲を払い続けました。
アメリカ軍の空母に打撃を及ぼすため、航空機に爆弾をくくりつけ体当たりをする特攻作戦。知覧は、飛行機の簡単な操縦を徹底的に教え込まれた若者が集められ、人生の最後を迎えることとなった場所なのです。
知覧特攻平和会館では語り部の方のお話を聞き、生徒達たちと同年代の若者が特攻隊として、沖縄の海に散って行った事を重く受け止めました。話を聞いた生徒たちの中には涙が溢れる人も。
平和学習をする際、どうしても戦闘に関わっていない国民の惨劇を題材として、学びを深めることが通例となっています。しかし、今回のように自らの思いに関わらず、国のため、大切な人のために命を絶たざる得なかった人の歴史にもスポットをあて、戦争と平和の学びを続けていく必要はあります。生徒達にはもう一つの平和学習として深く心に刻まれたことと思います。
知覧特攻平和会館の見学時間が足りないという生徒達の声が聞かれました。必ずもう一度訪れてもっとしっかり見たいそうです。
平和会館を出発した一行は、昼食で奄美地方の名物料理、鶏飯を食べました。基本的に、南国の料理は濃く、しっかりとした味が多くありますが…みなさんお味はどうでしたか?
午後は鹿児島市内に戻って市内研修です。場所は鹿児島市内の繁華街、天文館です。
鹿児島は、薩摩(鹿児島)藩島津氏が治めていた大国でした。我慢強く、勤勉な特徴をもつ薩摩隼人たちは、特殊な気候や土地(シラス台地)を持つこの地で、様々な文化や俊才を育てていきました。
来年は大河ドラマ『西郷どん』が放映されます。鹿児島に注目ですね。
種子島、屋久島コースは明日も鹿児島市内を散策。午後に新幹線に乗って広島に帰ります。到着時間は17:46分を予定しております。
グアム修学旅行は4日目。出国の関係もあり、本格的な活動は本日が最後となりました。
最後の体験活動は、生徒たちが待ちに待ったマリン体験。
ホテルから10分程度離れたビーチで、ビーチフラッグ、バナナボート、シュノーケル、ビーチバレーなど、たくさんのアクティビティをして楽しみました。
とてもインストラクターの方がユーモアで、特にバナナボートは最高のパフォーマンスになりました。また、修学旅行中初めて昼食時にスコールが降ったのは、南国の天候を学ぶ機会になったのではないでしょうか。
マリン体験から帰着後は、ホテルにあるプールを使用する生徒と明日の帰国に向けたパッキング作業に入りました。生徒たちにとってはあっという間の4日間でしたが、それぞれ思い出に残る旅行になったと思います。
明日は、早朝4時半にホテルを出発し、出国審査を受けて関西空港組は7:20に、福岡組は7:45にグアム国際空港を発つ予定となっています。明日の16:30頃が帰広予定となります。保護者の皆様をはじめ関係者に方は、よろしくお願いいたします。
種子島・屋久島コースの一行も3日目に入りました。
本日からは屋久島での旅行を楽しみます。
屋久島は面積500平方キロメートルあまりの円形状の島です。本州や九州、四国、北海道といった島を除くと全国で7番目の広さを持ちますが、何より島の約90%が自然林という自然環境豊かな地として有名です。
勿論のことですが、広島県にはない自然が多く堪能できることもあり、生徒達は1日中神秘的な雰囲気を体験できました。
本日午前は、山に行って杉の巨木を見てきました。
まずは紀元杉です。樹齢3000年と言うことです。屋久島では気候や土壌のせいでなかなか大きく成長せず、ゆっくりと大きくなるそうです。成長にかかった時間だけ、枯れても腐らず残ると言われています。
生徒達は大きな杉の木々をみて何を感じ取ったでしょうか。何事も立派な姿になるためには、時間と努力…そして、周囲の環境に適応したり、あるいは耐え忍ぶ力が必要となります。これから待ち受ける様々な出来事に対し、生徒達には屋久杉のようなどっしりとした存在になってもらいたいものですね。
また、一行は屋久島を流れる安房川をカヌーを使って散策する体験学習をしました。
北海道で行われるラフティングとまた趣が異なりますね。ゆっくり、緩やかに流れる安房川にのって、生徒達は時の流れる感覚を楽しみました。
私たちはついつい喧騒とした日々にのまれ、煩雑に1日を過ごすことが多くあります。ゆっくりとした時間を楽しむ生活に立ち返ってみるのも大切です。生徒達にはいい日になったと思います。