本日は本校普通科進学Ⅰ型コースで実施されている「総合的な学習の時間」の様子を紹介します。進学Ⅰ型コース3年生は、この時期、全2回の予定で、ことばの授業と銘打った特色授業を開催します。
これからの進学はもとより、高校卒業後は社会の有為な形成者として活躍する立場となります。社会で役立つ人材になるためには、自らが使用する「ことば」一つひとつにも注意を払い、正しいコミュニケーション能力を身に付けていかなければなりません。
この授業は、毎年、フリーアナウンサーの桂幾子をお招きして開催しております。前回は5月24日に講演いただき、今回紹介する内容は2回目のものとなります。
テーマは2回とも、相手に物事を伝えることの難しさを実演をかねて講義していただきました。
今回は、1回目の講義内容でもあった滑舌(早口ことばの練習をしました)、表情、笑顔の大切さを意識し、生徒が自己PRを準備し、指名された生徒が全体に向けて発表を行いました。
当たり前に日常している会話であっても、いざ形式的な発表となると伝え方は困難になります。生徒たちは試行錯誤しながらも一生懸命に伝える努力をしていました。
今回の学習を通して、生徒たちの意識も大きく変えることができたようです。今回は桂さんから受験に向けての心構えもお話いただいたので、講義を通して生徒の受験に対する意識も変えることができたと思います。
総合学科2年,総合Ⅱの5月2週目~4週目の授業風景です。
培養したイースト菌を観察しました。
黄色や白のコロニーが見られ,どれがイースト菌が増えたものなのか断定することができません。
そこで,各自がイースト菌だと思ったコロニーの中から,菌をひとつ採取し培養しました。
1週間培養しました。
まずは匂いや色を確かめてみます。
培養液の中の糖に変化はあったでしょうか・・・。
つぎにヨードホルム反応があるかどうかを確かめてみました。
イースト菌はアルコールを作り出すことができるため,
ヨードホルム反応があれば,イースト菌が存在していることがわかるのです。
反応の有無は匂いで確認します。
消毒液のにおいがしたら,ヨードホルム反応があったということになります。
自分たちが培養したのは,はたしてイースト菌だったかな?
6月21日、本校総合学科3年生国際コミュニケーション系に所属する生徒たちは、近隣の保育園にて、「保育実習」を体験しました。
総合学科の特色授業であるこの実習は、保育士、幼稚園の先生を目指す生徒たちへの事前学習の意味を含めています。保育現場の実態を知ること、さらに教科書や学校での座学では味わえない子どもたちとの交流を学ぶことを目的としています。
今回参加した生徒たちは合計14名。それぞれ学内で事前学習はしていますが、実際に子どもたちと触れ合うのは初めて。最初は緊張の色が隠せない様子でした。
園内に入ると、子どもたちと一緒に手遊び歌を体験。園児たちと同じころに経験した手遊び歌ですが、いざ教える側につくと、なかなかコミュニケーションはとりづらいようです。
手遊び歌のあとは「紙芝居」体験。園児たちの前で、紙芝居を披露です。
「むか~しむか~しあるところに…」と生徒たちが読み上げると、園児たちは身を乗り出して紙芝居を見つめます。生徒たちの一生懸命さが伝わっている一幕でした。
最後は、外に移動して元気に運動です。
山登り、鬼ごっこ、砂遊び…と様々な遊びを元気いっぱい園児たちと行います。
遊ぶだけではなく、子どもたちの様子を観察することも保育者として大切なこと。ちゃんとみんなと楽しく遊んでいるかな?怪我をした子はいないかな?何かサポートを求めている子はいないかな…子どもたちを見る目は幅広くないといけないことを学んだと思います。
保育実習の時間は2時間程度。わずかな時間ではありましたが、それぞれ学んだこと、これから課題となる点と色々と確認ができたようです。
先日よりご案内しておりました7月30日に行われます「小学生対象夏休み電子工作プログラミングセミナー」において、本日正午より申込を始めましたが、お陰様で開始15分で定員20組に達しました。
現時点において申し込みされたご家庭に対しましては、ご参加いただく方、今回は先着に間に合わなかった方ともに、結果についてその旨電話にて連絡いたします。
6月23日付『中国新聞』の投書欄「ヤングスポット」に本校総合学科2年3組、二宮涼君の文章が掲載されました。
現代社会の学習と連動して新聞記事を読み、理解を深めるNIE学習。
広島湾におけるマイクロプラスチックのゴミ問題を知り、見えないゴミに対する私たちの環境学習の在り方を率直に書き綴っています。
「ヤングスポット」への投稿は、2年生総合学科、1年生特進コースの「現代社会」を通して、今後も続けてまいります。掲載されたものは、NIEのある学習風景で紹介してまいります。
6月23日付『中国新聞』広島都市圏版の欄に本校平和学習の様子を紹介した記事が掲載されました(下記写真を参照のこと)。
是非、ご覧いただければと思います。
本日6月24日の『中国新聞』朝刊に、7月30日に開催される「小学生対象プログラミングセミナー」の告知文が掲載されました。
是非多くの方の参加をお待ち申し上げています。
本日、1・2学年を対象とした「平和教育」学習活動を実施しました。
暑く厳しい日差しが降り注ぐ夏が近づくとともに、戦争と平和を考える日々がやってきます。
本校の生徒を含め、この本文を読んでいる皆さんはご存知でしょうか。今月の25日は、沖縄戦における組織的な戦闘が終結した日です。すでにこの6月から私たちの国、日本は戦争の終焉と悲劇に向けて、1日1日近づいていたのです。
勿論、私達が住む広島も例外ではありません。
今回、2年生は、原爆の惨禍が近づく広島で、精一杯生き抜く女性とその家族を描いた『この世界の片隅に』を鑑賞。苦しくも平穏な生活の中で暮らすことの大切さ、一方で一瞬にして戦争は当たり前の日常を奪ってしまうことを映画を通して学びました。
「戦争は決して活字や絵空事の世界ではない。」
1年生は、実際に原爆を体験し、その恐ろしさ無常さを経験した方々のお話を聞き、戦争と平和について2時間ほど学ばせていただきました。
私たちは当たり前のように、学校に来て勉強をし、友達と楽しむ時間を得ています。しかし、72年前まではその当たり前も経験できなかった毎日がありました。
今回語り部としてお話しいただいた皆さんは、72年前、多くが1年生と同じ高校生(当時は中学生、又は高等女学校の女学生など)でした。
語り部の皆さんが得た青春は、1年生の皆さんとは異なる特別なものでした。しかし、それは決して経験すべきではない想い出であることを強く語っていただきました。
戦争がない世界の素晴らしさ、一方で戦争を知らないことによる危険性…私たちは常に平和を維持する大切さを学び続け、過去の過ちに向き合わないといけません。
生徒達は一生懸命聞く耳をたて、積極的にメモを執っていました。被爆者の方からも真剣な眼差しで学び取る生徒達の様子に、平和な未来を見据える力を感じたという感想をいただきました。
なお今回の学習会は、TSSからの取材を受け、その様子をテレビ放映することとなっております。フジテレビ系列「ユアタイム」(24:00~)の番組で紹介されます。
是非、みなさん本校の平和教育の様子をご覧ください。