4月25日、本校総合学科1年生は、特色授業の一つである「産業社会と人間」のオリエンテーションに臨みました。
入学して1年生の高校生活も1月が経とうとしています。少しずつ高校生としての生活習慣も身に付きつつある様子です。
それに加え、これからは3年後の進路にむけて、自らがどのような人物になることを目指すかを考えなければなりません。
総合学科は、この3年間を有意義なものにするため、「進路意識の確立」や来るべき就職にむけて「職業観の育成」を目指す学習カリキュラムを用意しています。
今回は、この1年間でどのような学習活動をするのか、先生方より説明を受けました。
これまでの学習と異なり、机上での勉強に加え、課外での体験学習や実習も多く受けることとなる1年生。
イメージができない中にも、これからの学習に興味をもって聞いている姿が印象的でした。
授業説明の後には、「産業社会と人間」最初の学習活動である「朝の新聞記事読書活動」の課題が発表されました。
これから体験学習や実習活動を行う際、学んだ内容をワークシートにまとめる、あるいは、自らの言葉で発表できる文章を作るスキルが求められます。この活動では、今後の活動で必要となる「文章力・読解力」を向上させるため、生徒たちに新聞記事を読ませ、自らの意見を記述させる訓練を行います。そのような活動を通して、少しでも、豊かな文章力や相手に納得させる発言できる能力をみにつけてもらいたいと考えております。
まだ始まったばかりの総合学科1年生ですが、向上心は高く頑張っていきたいと思います。
総合学科3年生による課題研究の授業の様子です。課題研究という授業は、多様な教科・科目の選択履修によって深められた知的好奇心等に基づいて自ら課題を設定し、その課題の解決を図る学習を通して、問題解決能力や自発的、創造的な学習態度を育てるとともに、自己の将来の進路選択を含め人間としての在り方、生き方について考察させる事を目的としています。
理科系、情報系の3パートに分かれており、理科選択をした生徒は、一年を通して草木染めを行います。ただ草木染めを行うのではなく、自分たちで染色材料を準備します。
今年で3年目となる草木染めの授業ですが、初年度は、女子のみの参加で、藍の種蒔きから始まり、藍の栽培・収穫をし、生徒たちで立派に育てた藍の葉を使って藍染め、型染めなどを行い、文化祭では染めた布で小物を作り販売しました。卒業制作で作った色とりどりのストールは、本当に素敵でした。昨年度は、男子も加わり、活気のある草木染めの授業になりました。今年は、昨年に引き続き、盛り上がった草木染めの授業になりそうです。
本日は、藍の栽培について教わりながら藍の種まきをしました。今回栽培する藍の品種は、「タデ藍」です。こちらが藍の種です。長さ2mmほどの卵形で、去年先輩方が取ってくださった藍の種(約194グラム)を蒔きました。天気は曇り、気温は、19.5℃でした。
種を蒔き、土をかぶせて、しっかり水をやります。今後は当番を決め、交代で水やりをします。
その後は、食堂や家庭でいただいたタマネギの皮の染液を作り、晒しを染めました。
草木染めを通して、自然に触れる体験や、手作りの楽しさなどを感じてほしいと思います。
4月20日付中国新聞の投稿欄、「ワレオモウ」に本校総合学科2年李裕彬君の意見文が掲載されました。NIE学習の一環として投稿したものが採用された形となりました。韓国籍でありながら、父親の仕事の関係上、小学生の時から日本に住んでいる彼は、近年、問題が絶えない日韓関係について、率直な思いを寄せております。政府間やメディアを通した問題解決でなく、両国民同士が、積極的な交流をし、お互いの立場を理解し合えば、より良い解決に向かうはずであると李君は考えています。
4月18日、と安芸区民文化センターにて、本校吹奏楽部とオーストラリアInternational Grammar School (IGS)高校による音楽交流会が行われました。
海外との交流を積極的に行っている本校ですが、このたびの交流活動は、これまでの語学や文化交流とは違う、新たな取り組みとなりました。
IGS高校のみなさんは、合唱や映像と楽器をコラボレーションした演目を披露しました。今回の交流会には、今月入学したばかりの1年生全員が鑑賞しました。遠い国からやってこられた高校生の美しい演奏に聞き入っていました。
一方、本校も吹奏楽部による演奏で、高校の生徒たちへ音楽によるプレゼントを行いました。
言葉による違いがあっても、音楽という万国共通の芸術で、一つになることは可能です。演目の最後には、高校と本校吹奏楽部による合同の演奏が実現。
多くの感動を与え、この行事は終了しました。今年度も、本校は国際交流活動を積極的に実施していく予定です。是非、ご期待ください。
前回に引き続き「総合Ⅲ」の授業の中より、栄養学をお送りいたします。
先日お伝えしたとおり、「栄養学」の授業では、食生活のより良いあり方を調理実習を通して学ぶだけでなく、成長期にあたる高校生が、どのような点に留意しながら、健全な成長を促せるかを学習するために実施しているものです。
今回は、受講者全員で、自らの身長・体重・体脂肪率などを計測し、自らの体質に見合った食生活を考えていく実習を行いました。体操服に着替えた生徒たちは、それぞれグループに分かれて、身長と体重を計測、計測したノートに記録していきます。この記録については、今後も定期的に計測していくそうです。
計測終了後は、それぞれの計測結果が、標準的な高校生の体質とどう違うかを比較しました。そして、調査結果をもとに自らに足りない栄養素は何かを食物辞典等を活用して、解決策を導き出しました。
今回の計測を基にして、次回からは「自らの成長をより良く促すための食生活計画」を立てていく模様です。
本校総合学科における、特色授業の様子をお送りいたします。
総合学科3年生対象の「プレゼン情報」の授業です。
この授業では、今日、現代社会で求められる「人前で自らの思いを伝える能力」あるいは、「相手に納得させる発表能力」を身に付けさせるため、1年を通してプレゼンテーションの知識を身に付けていくものです。
この授業が開講されて、3年目となる今回は、これまでの「パワーポイントを用いたプレゼンテーションシート」の作成学習に加え、プレゼンに必要な資料の収集法や分析の仕方を学ぶ学習実践を重点的に学ぶ取り組みを行っております。
資料収集を行うためまず必要な基本的スキルは、「書籍からの情報収集」です。受講する生徒たちには、図書室の使用法や本の検索法を学習させ、教師から与えられた「テーマ」を発表するための、資料を丹念に探すアプローチを行わせました。
普段、専門的な資料を検索することの少ない生徒にとって、多くの本から目当ての書籍を見つけ出すことに苦労をしていました。また目当ての書籍を見つけても、その書籍のどの箇所から、有益な情報を入手するか…各々、試行錯誤を重ねながらの光景が随所に見られました。
これから少しずつ、生徒に考えさせながら、形のあるプレゼンテーションに導いていく予定です。
本日より、総合学科特有の科目である「総合Ⅲ」の授業が始まりました。
総合学科では、2年生になると、自らの希望や進路に応じた選択授業が展開されます。
本校では「総合Ⅲ」という呼び名で学習を行っておりますが、主に商業・情報・理科実験・栄養学の4つの授業を生徒が選ぶことができます。
今回は、4つの授業の中で、今年度より開講されました「栄養学」の授業を見学しました。以下にレポートします。
「栄養学」の授業は、通常教科である家庭科の調理分野を特化させ、「人間の体に必要な栄養素とは何か?」・「成長期にある高校生年代において正しい食事の摂り方、効果的な燃焼のしかたはどのよなものか?」を基本テーマとして、実習を行います。
おもには、スポーツ科学や栄養士系の分野に興味がある生徒が本講座を受講しています。
本日は、授業の始まりということもあり、授業オリエンテーションを実施。
さらには簡単に調理できる、お菓子を2品作り、実習の流れを体感していきました。
実習で作製した料理は、「マドレーヌ」と「レモンプリン」です。
高校生年代にとって、炭水化物や脂肪、糖分は活動するために必須な栄養素となります。ただし、摂りすぎや栄養の偏りが生じると、肥満や成人病の原因にもつながります。そのことを踏まえながら、適度なエネルギーが摂取できるこの2品を作製したわけです。
この授業は、一見、女子の受講者が多いと予想されがちですが、男子も多く参加しております。これからの男子は料理の知識も必要です。頑張ってマスターしてほしいですね。
初回の授業ということもあり、調理の方法に手間取る生徒もおりましたが、各受講者は協力しながら、実習を行うことができました。食べることで学ぶ「食育」という感覚をしっかりと学び、自らの進路につなげていってください。
4月11日、本校体育館にてクラブ紹介が行われました。
本校に入学してきた新入生に対して、本校での高校生活3年間を充実させるため、クラブへの所属を奨励しております。しかし、実際に本校にあるクラブがどのくらいあり、どのような活動をしているのかは、実際に確認しなければ、わかるものではありません。そこで、新入生のために2時間時間を確保し、クラブの魅力について説明する会としています。
クラブ紹介は、新入生だけでなく、2・3年生にとっても大切な行事の一環。自分たちとともに頑張り、目標をめざしていく仲間を確保できる絶好の機会です。商会では、クラブの活動内容だけでなく、工夫を凝らしたパフォーマンスや新入生に興味を沸かせるような企画を設けるクラブがたくさん出てきました。
時には、クラブ員だけでなく、顧問の先生も参戦してのアピールです。フリースローに挑戦して…
見事にゴールに入りました!
クラブ紹介では、その運営に生徒会や、放送技術研究会といった人たちの協力も重要です。ステージ裏では、紹介がスムーズにいくために、音響の調整を的確に行っていました。
クラブ登録は4月中には終わりとなります。新入生のみなさんは、気に入ったクラブを見つけたら、ぜひ入部して青春を謳歌しましょう!