6月21日、本校総合学科1年生は先週に引き続き、第二回目の大学訪問会を実施しました。
今回も広島県内にある複数の大学に訪問させていただき、大学の雰囲気や実態を生徒たちに体験させました。
最初の写真は、広島修道大学における訪問の様子です。
文系の総合大学である修道大学には、人文・法学・商学・経済・環境学など多彩な学問が学べることもあり、図書館や情報施設が充実しておりました。
生徒たち一人一人、文献の多さ、施設の多さに目を見張っていたようです。
修道大学での見学では、在学生がその大部分を案内していただきました。教職員と違い、年齢、立場とも近い関係にある在学生の方の支援は、生徒にとって安心感があったようです。
一方、在学生の方たちも、生徒との触れ合いを通して様々なことが学べたとおっしゃっていました。今回協力いただいた方々は、将来、教員として生徒と関わっていきたい夢をもっている人たちでした。
将来の進路を見つけようとする生徒、将来の夢を実現しようと努力している在学生の方たち。双方ともに、実りある時間であったように思えます。
続いて、広島国際大学での訪問の様子です。
医療系専門大学としての特徴をもつ国際大学では、救急医療・医療機器・乳児医療などを中心に見学しました。
普段、見ることも触れることのない医療用具を目の当たりにし、生徒たちも真剣に観察。
実際に器具を使用する時は、ぎこちない様子ながら、一生懸命に使い方を学ぶ様子が印象的でした。
医療現場は、日々進化し、その内容は多様かつ複雑となっています。責任、使命感が求められる医療分野を大学という場で学ぶことができ、医療にあこがれ是非、携わってみたいと考えた人もいると思います。
2日間にわたって実施しました大学訪問会でしたが、生徒たちの中には「進学を強く意識するようになった」・「大学に進学する意欲がわいた」などの感想が出てきております。
今後は、自らの力で進路先の調査をしていく段階に入ります。今回の学びを基にさらによりよい将来を発見してもらえばと思います。
先週末22日(土)、第2回ひまわりの会を開催しました。
今回はトールペイント教室で、OGの講師の先生の指導の下、かわいい写真立てが完成しました。
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ひまわりの会では、おしゃべりしながら楽しく手を動かし活動しています。
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次回は7月13日(土)10時半~15時に、本校会議室にて小物作りを行います。午前中だけ、午後だけの参加でも構いません。保護者の皆様多数の参加をお待ちしております。
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先週金曜日の3,4時間目、総合学科3年生 数理サイエンス系の生徒を対象とした『課題研究』の授業が行われました。『課題研究』の授業は4パートに分かれており、その中のひとつ草木染めでは1年を通して色々な染色・小物作り・藍の栽培などを行っています。
今回生徒たちは、一枚ハンカチを仕上げます。本日は、デザインと色を考えました。
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4月19日(金)に蒔いた藍の葉は、2ヶ月と5日で45㎝~60㎝まで成長しています。交代で水やりの当番を決め、3号館の小倉さんや、先生のアドバイスを元に育てています。 下の写真は、6月24日(月)午前7:30頃の様子です。心地よいそよ風が吹きながら、青々とした藍の葉にはテントウ虫も遊びにきていました。
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先週金曜日の3,4時間目、総合学科3年生 数理サイエンス系の生徒を対象とした『課題研究』の授業が行われ、草木染めを選択した生徒は、インド茜の染液を作り、晒し、麻の含まれた布、模様の入った色々な種類の布を染色しました。
あかねは、その名の通り赤い根をしており、根を乾燥させて、染料として用いているのですね。染色中は茜の染液の清々しい香りがし、リラックスしながら染めました。インド茜の染色は、色が入りやすいよう先にミョウバン媒染を行ってから染色します。
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4月に蒔いた藍の葉は、先週同様、大きいもので約35㎝まで成長しています。
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6月14日、本校総合学科1年生は学外にて「第一回、大学訪問会」を実施しました。
将来の進路選択で挙げられる「大学」について、実際、現地に赴き「自らの目・耳・頭」を使って、実態を知ることを目的としております。
生徒の多くは、大学の現状を知りません。「先輩や友達が『大学に進学する』と言うから…」や「〇〇大学はいいらしいから、なんとなく決めた」という安易な進路選択をする人もよく見かけます。
高校を卒業すれば、のちの人生は「自己責任の下」で歩んでいきます。自らが選択や判断できる力を身につけることも訪問会における狙いでもあります。
今回、総合学科1年生は希望調査に基づき、それぞれの希望した大学へ向かいました。
まずは広島国際学院大学での様子です。
全体会で、大学説明を受けた後、4つの班に分かれ様々な大学の授業を体験しました。
中学・高校で受けてきた授業と同じ形式のものもあれば、実験器具やフィールドワーク、さらには最新式のパソコンを用いた活動を体験しました。これまでと違う授業形式に、生徒からは関心と感動の声があがりました。
比治山大学では、幼児教育に関する授業を体験しました。保育士や幼稚園教諭を目指したいと考える生徒たちにとって、子どもを教える学習とは何か、進路決定前に体験することができ、貴重な時間になったようです。
さらに…生徒たちが「幼稚園児」に!!
幼児教育を学ぶ上で欠かせない学習活動としてロールプレイングがあります。子どもの立場にたって模擬的に子どもとの関わり方を学んでいく。意外な大学の授業に、驚きそして楽しんでいたようです。
広島経済大学では、大学職員の方以外にも、本校OGの方によるサポートで大学案内をしていただきました。
通常、大学訪問は教員や大学職員の方目線で執り行われていくため、生徒の目線の疑問や要望が欠如することがあります。しかし、OGの方が終始一貫してご支援していただいたおかげで生徒たちは和やかかつ、知りたいことをたくさん学ぶことができましました。
大学訪問は、高校での進路学習や進学雑誌で見る大学案内とは違うリアリティと感動を味わうことができます。
来週も総合学科1年生は、大学訪問に赴きます。たくさんの「生きた大学情報」を得て、今後の進路選択に役立てていきたいと思います。
先週金曜日の3,4時間目、総合学科3年生 数理サイエンス系の生徒を対象とした『課題研究』の授業で草木染めを選択した生徒は、一年を通して色々な染色を行っています。今回は、去年総合学科の先輩が育てた藍の葉を使って、先週糊置きをした晒しを染めました。
藍の染液は、まず藍の葉を煮てインディゴ(青色の色素)以外の色素を落とすため一度煮汁を捨てます。再び水を加え、ざるに残った藍の葉を入れ、炭酸ナトリウムとハイドロサルファイトという薬品を加え、弱火で約15分煮ます。この作業を3回繰り返して染液を作っていきます。
こちらは染液に浸し、引き上げ糊が付いている状態です。なりたい色になるまで染色をしたら、糊を取り陰干しをします。
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最後に。4月に蒔いた藍の葉は、現在大きいもので約35cmまで成長しています。 | |
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本日6月7日、総合学科1年生は「産業社会と人間」の授業において、「教育実習生との交流会」を開催しました。
将来の進路選択や職業観の形成を目指す1年生にとり、自らの進むべき道を決定するためには「様々な経験者の知恵」を参考にし、自らの進路選択に役立てていくことが重要となります。
特に、早く進路選択を経験し、自らの方向性を見つけ出した先輩方の経験は大変貴重なものとなります。
そこで総合学科1年生は、先月「江田島合宿 卒業生との語らい」に引き続き、教育実習生として母校の教壇に立たれている先輩方との交流会を行うこととしました。
本交流会は、従来採られている「実習生の話→生徒へ質疑応答」の形式ではなく、「教育実習生から総合学科1年生へ質疑→生徒の回答に対して、実習生がアドバイスを行う」方式で進めていきました。
実習生の話は聞いても、生徒自らが実習生に話しかけることはなかなかできません。そこで、あえて「実習生から質問を投げかけることで生徒の発言を促す」意図が本交流会ではあるのです。
「私の高校時代は、〇〇でした。あなたの高校生活はどうですか?」
「僕の高校生活は▽▽です。□□といったことも頑張っています。」
「私も▽▽でしたよ。でも、◆◆で取り組むともっと良くなるよ」
まだまだ高校生活を熟知していない生徒にとって、年齢が近く、おなじ学校生活を経験している実習生の先生方は、どの生徒も好意的に交流していきます。また、生徒の気持ちに沿って先生方が話してくれることもあり、いたるところで笑い声が出る雰囲気が見られました。
本交流会は9ブースに分け、およそ6~8分でローテーションを行いました。その都度、生徒たちは知りえた情報をワークシートに記入し、今後の参考にしていきました。
2時間という充実した時の中で、生徒も実習生の先生方も満足のいく交流会となったようです。
特に、まだ本格的な実習授業を行っていなかった先生方から、「授業前に生徒とのコミュニケーションづくりができ、よかったです。」との評価も受けました。
生徒も実習生の先生方もお互い勉強となった交流会。次週は大学訪問となっています。これまで得た知識を基に、生徒には進路選択のきっかけづくりを頑張ってもらいたいと思います。