本日、普通科進学コースⅠ型の3年生は「総合的な学習の時間」の授業において、大学の講義を体験する学習に臨みました。
周知の通り、進学コースⅠ型の生徒の多くが、国公立大学の進学を希望しております。しかし、国公立大学の授業がどのようなレベルで展開されているのか、判断するまでには至っていません。偏差値レベルで自らの進路希望先を判断しやすい生徒たちに対し、少しでも自らの興味関心の有無で国公立大学への進学を考える方向性を見出すことが今回の授業目的にあります。
今回は、広島市立大学国際学部の寺田英子先生(専門は交通経済学)に今回の講義をお願いいたしました。
授業は「国際研究入門~地域からみるグローバル化」と銘打ったタイトルで行われました。
大学で実際に行われている授業に模して寺田先生には講義をしていただきましたが、生徒たちには、専門的かつ論理的な講義に少々圧倒されていたようでした。大学は高校の授業の延長線上というわけではりません。高校で得た知的訓練を基に、新しい知識を吸収、研究する場です。高校と大学の学びの違いに触れただけれも、生徒には良い刺激になったと思われます。
ところで、寺田先生から教わった講義は、私たちが住む広島から現代における経済のグローバル化を模索していく学習でした。私たちが見慣れた地元広島であっても、知らない経済知識が山積したことに、生徒たちは驚きと、少しだけ他の人よりも知識人になったような気分を味わえたようです。
今回受講した生徒たちの中から、是非市立大学「地域経済・国際研究」で勉強してみたい!と意欲的に考える人が出ることを期待しています。