本日1、2時間目を利用し、全学年を対象とした「平和学習活動」を行いました。
1年生は「被爆者、被爆体験伝承者の講話」を、2・3年生は「映画鑑賞」を実施。平和に対する理解定着に向け、各学年様々な視点により学びを深めました。
以下、1年生の講話による学習をレポートいたします。
広島に住む私たちにとって、最も戦争体験を実感できる機会は、原子爆弾の被害に関する学習となります。8月6日、推定で14万人以上の人々が一瞬にして亡くなった負の歴史は、消えることのない記憶として伝承していかなければなりません。
各クラスでは、当時の惨状を知る被爆者の方より、リアリティあるお話をしていただいた他、被爆者の体験を伝承するボランティアの方から、講話を受けました。
生徒たちにとって、戦争は過去のことであり、違う世界の出来事に感じ取っているかもしれません。しかし、近年の世界情勢を考えると、必ずしも過去の出来事として処理するわけにはいきません。
私たちは常に、戦争を憎み、平和を愛す…それと共に、他者(他の世界)を思いやる気持ちを養う必要があると思います。
被爆者および伝承者の方々の講話後の感想を最後に記しておきたいと思います。
「生徒たちは、真剣に私たちの言葉に耳を傾け、受け入れがたい話を必死に理解しようと努力していました。」
「私たちの話に対し、多角的に物事を考えようとしていました。原爆を単に、悲劇的な出来事として鵜呑みにするだけでなく、それに関係する周囲の出来事…戦争、他国との関係、そして将来にどうつなげていくべきか多角的に考えていたと思います。」
今回の学習を生徒たちにはさらに発展させ、考えてもらいたいと思います。