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2015年12月16日 三学年対象「こころの教育」を開催しました(12月16日)

12月16日、3学年を対象とした「こころの教育」が行われました。
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講演会の講師は、東日本大震災で復元納棺師として活躍された笹原留似子さんです。
笹原さんによる講演会は4年目となりました。受講する生徒たちは毎年変わりますが、笹原さんが話す震災時の「生と死が混在する現場」の話は、どの年も生徒の心には、同じように深く刻まれています。
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笹原さんが行う復元納棺師は、交通事故や災害等で亡くなられた方で、遺体の損傷が激しい人の修復を行う仕事をする職業です。私たちにとって、非常に認知度の低い仕事ですが、震災後は、笹原さんを中心として多くの方が仕事をされているということです。
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修復の方法は、女性が日常行う化粧と同じように整える手法を行います。ただ、亡くなられた方は、通常の化粧とは異なり、整然と同じ雰囲気にするためには、様々な工夫をしなければなりません。講演会では、実際に生徒たちに体験させる時間を設けました。通常とは違う化粧の仕方に、生徒たちも復元納棺師の仕事の難しさとその意義を十分に理解できたようでした。
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さて、笹原さんは、東日本大震災で300人を超える犠牲者の復元に尽力されだけでなく、亡くなられた方の生前の姿を「絵」に残し、亡くなられた方と遺族をつなげる精神的なケアにも取り組まれてきました。最近は、震災で両親を失った子どもたちをケアするための施設の開設に関わり、心の傷を互いに癒すこと、そして震災を後世までに伝える努力もされているとのことでした。
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私たちは、生きることが当たり前であり、死などは、老いて起こりうるものであるか、自分とはかけ離れた世界と思いがちです。ところが、生と死は必ずしも平等に与えられていません。そして簡単かつ残酷に人々を引き離す可能性があるものだとこの講演会を通して学んだと思います。
笹原さん、長時間にわたり講演ありがとうございました。

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