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2014年11月08日 総合学科1年生「産業社会と人間~職業人による講演会ならびに体験実習」を実施しました。

11月7日、本校総合学科1年生は「産業社会と人間」の授業において、伝統工芸士で塗師の蓮池稔さんより、講演と職業体験活動を受けました。

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総合学科の代表的キャリア教育である「産業社会と人間」では、職業観を育成するため、現在、様々な方面で活躍されている職業人の方からのご指導を受けております。

蓮池さんは、広島の伝統工芸品である「広島仏壇」の塗師(仏壇に漆を塗る作業を行う人)として、活躍されている方です。

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ここ数年、生徒たちが経験しえない職業の一つとして、ご講演と実技指導をご依頼しています。

まずは全体で蓮池さんが手掛ける仏壇づくりの世界について、講演をしていただきました。

世の中には、様々な業種がありますが、それぞれに仕事の重みや社会における役割が備わっています。

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蓮池さんの手掛ける漆を扱う仕事は、安易に考えると命を落とす大変危険な作業と切り出されました。反面、危険との隣り合わせの中で作られる作品には、どんな便利で高度な製品でも勝つことのできない優れた品質力があるとも言われました。

豊かな時代となり、簡単にモノが手に入るようになりましたが、決して生きること、モノを手にすることは楽なことではない。良いモノを手にするためには、それなりの努力が必要であることを力説されました。

「技術のない者は、汗をかけ。汗が出ない者は、去れ!」

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蓮池さんが毎年のように、生徒たちに話してくれる教訓です。私たちは、全ての人に特別な能力があるわけではない。能力を磨くためには、まずは一生懸命にがんばること(=汗をかけ)。一生懸命に出来ないのなら、何も良くならない、あきらめるしかない(=去れ!)私たちの中になければならない、「一生懸命さ」が何事にも頑張れる基本になるのだと実感できました。

 

講演の後には、生徒たちに仏壇づくりで行われる作業を体験してもらいました。

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蓮池さんが扱う漆の作業は難しいので、安全な金箔貼りを体験させていただきました。

実際に、仏壇製作でも活用する金箔を使って、写真立てのフレームを金色にする作業です。

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最初に、蓮池さんや仏壇作成に関わる職人さんから、貼り方を指導されました。

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安全だからといっても、その作業は大変難しいものです。非常に軽い金箔は、ちょっとした風に当たるだけで舞い上がります。また、フレームに金箔がかぶさっても、手で押さえつけることはできません。手あかがついてしまい、色がくすんでしまうからです。そのため、作業は竹でできた箸のみを使って慎重に慎重に貼っていきます。

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自分の思うように動いてくれないこともあり、最初は全くうまく貼れません。部屋の端々で悲鳴とも歓声ともつかぬ声が…。

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しかし、徐々にコツをつかんできてうまく貼れる人が出てきました。

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技術がなくても、一生懸命汗をかいて取り組めばなんとかなる。今回の蓮池さんの格言がまさに体現された一シーンだと思います。

結果的に、手間取った生徒もおりましたが、なんとか完成にこぎつけました。

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今回の講演会・体験実習を踏まえて、再来週から企業訪問に出向きます。今回の経験を糧に、職業をみる感覚を養ってください。

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