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2022年09月29日 2学年対象「薬物乱用防止教室」を開催しました。

9月29日、本校2学年はLHRにおいて「薬物乱用防止教室」の講演会を受けました。

講演会講師は、本校の学校薬剤師である國政俊行先生にお願いしました。

さて、皆さんは薬物乱用と聞くと、何を想像するでしょうか?

多くの人が、「大麻・覚醒剤」といった違法薬物の乱用をイメージすると思います。勿論、現代社会において違法薬物は、社会秩序、また個人の幸福追求権を侵害する大きな問題です。

ですが、次の写真を見て頂くと分かるように、今日における薬物乱用の使用品目(令和2年)をみると、半数近くが「市販薬」での乱用というケースが目立っているとのことでした。

また乱用される市販薬の例をみると、全てが私たちが一度はお世話になった薬が登場していることが分かります。

生徒達にとって、薬物乱用は、法外で世界観の違う人たちが犯す行為と考えていたと思います。現在出ている結果をみて、多くの人が新たな発見と、もしかしたら・・・自分にもふりかかる問題と実感したのではないでしょうか?

 

私たちの日常生活で、薬とのつきあい方に「セルフメディケーション」の考え方があります。時と場にあう薬の使い方を自分たち自身で考え、日々の生活を幸福で豊かにしていこう・・・ということと思われます。

しかし、現代は当たり前に追求する幸福を侵害する身体的、精神的な苦痛が増え、そのことを排除するために、必要以上に薬に頼って、乱用してしまうことが多々おきています。

薬物は、問題を解決するための道具ではなく、自らの自然治癒、自立を促すための支援に過ぎません。

多感な時期を過ごす生徒の皆さんにとっての一番の大切なことは、周囲の人、仲間との良好な関係を作る「クスリ」ではないでしょうか。

まだ薬が発達していなかったころ、私たちは、人との交流を通して、自らの体、心の病を治す努力をしていました。梶田昭『医学の歴史』(講談社学術文庫 2003年)によると、医学の発達は「サルのノミ取り」や古代ギリシャにおける「ポリス社会」の形成からみられたそうです。つまり、他者との交流の中から、病からの克服がみられたと書いてありました。

皆さんは人生の中でも、一番と言って良いほど、多くの仲間と交流し、自らを幸福にできる「クスリ」に出会っています。素晴らしい高校生活にするためにも、仲間というクスリを大切にしていきましょう。

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