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2013年12月13日 12月13日、本校3年生による性教育講演会が実施されました。

12月13日、本校3学年を対象とした性教育講演会が行われました。
本講演会は、昨年に引き続き、復元納棺師という仕事で活躍されている笹原留似子さんです。
東日本大震災の惨劇から、命の大切さや死と向き合うことについて、3学年全体で学びました。

昨年同様、笹原さんが行っている、復元納棺師という仕事について、説明します。この仕事は、交通事故や災害等で亡くなられた方で、遺体の損傷が激しい人の修復を行う仕事をする珍しい職業です。最初に講演を行っていただいた時には、笹原さんが唯一の復元納棺師でしたが、現在では全国に数十人のお弟子さんたちがおり、方々で活躍をされているそうです。
今回の講演会では、実際に亡くなられた方の顔をきれいに整えるため、どのような手法をとられているのか、実演をしていただきました。実演の際には、立候補した生徒をモデルに、復元師としての仕事のあり方を直に知ることができました。
 
 
さて、笹原さんの業績は、東日本大震災で300人を超える犠牲者の復元に尽力されだけでなく、亡くなられた方の生前の姿を「絵」に残し、亡くなられた方と遺族をつなげる精神的なケアにも取り組まれてきました。
そのような生と死に向き合う笹原さんは、もうじき巣立っていく3年生に生きる意味を伝えていただきました。講演の一部を紹介させてもらいます。
「私たちは東日本大震災で多くの人の悲しみをみてきました。そして愛する人との別れ場と対面し、生きる意味を深く考えさせられました。」
「なぜ、人は悲しむのでしょうか。私たちの悲しみの中に何があるのでしょうか。それは、(亡くなられた方と私たちとの間に)一緒に過ごした思い出の時間がたくさんあるのです。それを大切にしたいから悲しむのです。」
「私たちは(愛する人との)死と向き合うにあたり、(愛する人の)死を受け入れるのではなく、(愛する人と)生きた証を振り返ることが大切だと考えます。どのようにその人が生きてきたか…そのことを知り、大切にすることで、生きる意味、そして今を生きることができると思うのです。」
今日、生きること死ぬことの重み、さらには死生観の意味を理解できない社会になりつつあります。本講演会を聞いた生徒だけでなく、大人である教員にも、私たちがこの世で命をいただいている意味は何なのか…あらためて考えさせられるものでありました。
貴重な講演を基に、生徒たちはきっと今後の生活に役立てていくと思います。
笹原さん、長時間にわたり講演ありがとうございました。

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